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ふるさとからの便り(北九州市小倉北区 旦過市場)

2021.08.18

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 本コラムでは、「ふるさとからの便り」と題し、九州各地からの選りすぐりの映像を不定期でお届けしています。
 今回は“北九州の台所”とも言われる、北九州市小倉北区魚町にある旦過市場です。こちらの市場は大正時代の初め頃、すぐ側を流れる神嶽川を上る船が荷揚げをして商売を始めた事から、自然発生的に形成されていったそうです。
 昭和に入ると、市場として発展する一方で、小倉湾の潮が引き、船が出入りできないようになりました。それでも小売市場は拡大し、神嶽川の上に張り出して木造店舗が建てられていきました。
 このような店舗は、今では河川法によって新築は許可されず、大変珍しい光景となっています(写真左)。
 過去に何度も豪雨による神嶽川の浸水被害や密集した木造建築物など、防災・防火面で課題を抱えていることから、神嶽川の改修と一体となった、旦過地区の再整備が計画されています。新しい市場は、地上4階建ての複合商業施設となる予定で、2022年度に解体を始め、新市場は27年度の完成の予定です。新しい北九州の顔の誕生に心躍る一方、子供の頃から慣れ親しんだこの風情ある市場が失われることに、得も言われぬ哀愁を感じます。
 

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