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(点の記)点の記とは!?

2021.04.16

 いつも九電ドローンサービスをご利用いただき、ありがとうございます。
 九電ドローンサービスでは、ドローンを活用した測量サービスも提供させていただいております。
 それにちなみ、本コラムでは「点の記」シリーズと題し、測量に関するコラムを不定期でお届けしています。
 前回の投稿で、シリーズ名に冠された「点の記」って何ですかと多数の(?)お問合せをいただきました。遅ればせながら、今回は「点の記」について説明させていただきたいと思います。
 「点の記」とは、基準点(三角点、水準点)ごとに、点名、所在地、設置年月日、選点者、観測者、そこに至る順路と略図等を記載したもので、基準点の戸籍や案内図のようなものです。
 どんなもの?という方、ご興味のある方は国土地理院のHPをご参照ください。
  https://www.gsi.go.jp/MUSEUM/TOKUBE/KIKA5-sanka8.htm
  https://sokuseikagis1.gsi.go.jp/top.html

 点の記というと、新田次郎の小説「劔岳(つるぎだけ) 点の記」を思い起こされる方が居られるかもしれません。
 明治40年、日本地図最後の空白地を埋めるために命を賭して、当時前人未踏の北アルプス剱岳に登頂する参謀本部陸地測量部の測量手柴崎芳太郎の物語です。2009年に浅野忠信、香川照之ら出演で映画化されていますので、ご記憶の方も多いかと思います。まだどちらもご覧になっていない方は、これを機に是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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